一里塚は何のために作られたのか
一里塚(いちりづか)は、街道を歩く人に距離を示すために作られた、と説明されることが一般的です。
ただし、目的はそれだけではなかったとされています。
主な役割
① 旅人が、あとどれくらい歩けばよいか分かるようにする
② 駕籠かき・馬借など、距離に応じて料金を決める仕事の目安にする
③ 街道の起点・終点を測るための基準にする
旅人にとっては「目安」、輸送に関わる人にとっては「料金の基準」という、 2つの役割を兼ねていたと考えられています。
なぜ「塚」という形にしたのか
土を盛って塚にしたのは、遠くからでも見つけやすくするためだと考えられています。
石碑や標識の文字は近づかないと読めませんが、 塚の形と、上に植えられた木は遠くからでも目に入ります。
とくに徒歩や馬での移動が中心だった時代、 「次の一里塚が見えてきた」というのは、旅の進み具合を実感できる目印でもあったはずです。
誰の指示で作られたのか
江戸幕府が主要な街道(五街道など)を整備する中で、 一里塚の設置も進めたとされています。
地方の街道でも、同様の考え方で塚が築かれた例があります。
まとめ
- 一里塚の役割は**「距離の目安」と「料金の基準」**の2つが中心
- 塚の形にしたのは遠くからでも見つけやすくするためと考えられます
- 主要な街道の整備とあわせて、幕府の指示で設置が進んだとされています