一里塚と一里塚の間に他の目印はあったか(間の宿・立場)
一里塚が示すのは「距離」だけで、 休憩できる場所を示すものではありませんでした。
宿場と宿場の間には、休憩のための地点が別に設けられていました。
間の宿(あいのしゅく)
正式な宿場と宿場の間隔が長い区間に設けられた、 休憩用の集落です。
・正式な宿場ではないため、大名の宿泊(本陣)は原則として認められていなかった
・茶屋や休憩所として機能した
立場(たてば)
駕籠(かご)を担ぐ人足や馬子が、休憩をとった地点です。
・「立場茶屋」と呼ばれる茶屋が設けられることが多かった
・宿場ほどの規模はないが、旅人も休憩に利用した
一里塚との役割の違い
| 一里塚 | 間の宿・立場 | |
|---|---|---|
| 役割 | 距離の目印 | 休憩地点 |
| 設置の基準 | 一里ごと(距離) | 宿場間の距離・地形に応じて |
一里塚は「どれだけ進んだか」を示し、 間の宿・立場は「どこで休むか」を示すものだったといえます。
まとめ
- 一里塚は距離の目印で、休憩場所を示すものではなかった
- 間の宿は正式な宿場の間に設けられた休憩用の集落
- 立場は人足・馬子のための休憩地点で、立場茶屋が設けられることが多かった